男性育休を取りたいけれど、悩みますよね。
そんなときに考えるのが、メリット・デメリット。
この記事では、実際に夫が育休を取得した経験から考えるメリット・デメリットをご紹介します。
・男性育休のメリット・デメリットが知りたい人
・男性育休経験者の話が知りたい人
・男性育休を取得するか迷っている人
男性育休のメリット
育児参加の促進と育児能力の向上
仕事をしていると時間的制約もあって、なかなか育児に携わることができません。
育休を取れば子どもと触れ合う時間ができ、育児参加につながります。
育休中は家事など他にすることもありますが、基本的にずっと子供の傍にいます。24時間体制で子どもをみるため、必然的に育児能力が上がります。
職場復帰後も、育休中に培った育児能力を活かした育児ができるでしょう。
また育休で育児に慣れるとやり方がわかってきますから、育児に積極的に関わりやすくなります。
妻の負担軽減
産後は交通事故に遭ったのと同じ状況とよく聞きますね。
産後は出産による骨盤や悪露などの排出物による影響、母乳生成による身体への負荷、ホルモンバランスなどさまざまなことが母親の身体の中で起こっています。
産後の妻は、家事育児など何もしなくても身体的にも精神的にも酷い状況です。
そのため、手があると助かるのです。それが1番の家族である夫であると嬉しいですね。
私の出産した病院では、産後2ヶ月は横になっているように推奨されました。あまり動くと産後〜将来、尿漏れや子宮脱が起こったり、更年期に影響するそうです。
奥さんのためにも、特に産後2ヶ月はできる限りのことは夫がしましょう。
妻との話し合いは必須ですが、母乳で育てるなら妻に授乳だけは任せた方がいいでしょう。赤ちゃんに直接吸ってもらうことが刺激なって母乳が出やすくなりますし、乳房トラブルが避けられます。
夫婦関係や家族関係に良い影響を与える
夫が育休をとって夫婦一緒に家事育児をすることで、夫婦の協力関係が強化されます。
育休中に話し合いをしたり、お出かけして思い出つくりしたりするとより夫婦関係が深くなります。
育休がおわっても、素敵な思い出は思い出しては何度でも楽しめます。
仕事しなくてもお金が貰える
諸制度により、育休中は仕事をしていなくてもお金が貰えます。
これはかなり凄いことですよね。
赤ちゃんを堪能できる
育休を取れば、24時間赤ちゃんを堪能できます。
ふにゃふにゃの赤ちゃんは、本当にあっという間。
0歳はさまざまな成長があっという間です。寝返り、ハイハイ、つかまり立ち、歩くこと、おしゃべり、食べること、遊び…。
できるようになったその瞬間。成長過程を24時間みられるのは育休だからできること。貴重な機会になります。
年上の子どものサポート
年上の子どもがいる場合、育休はさらにありがたいです。
我が家は子どもが2歳差、まだ保育園に通っていなくて自宅保育でした。
2歳0歳はなかなか大変。2歳も甘えたい。2歳は体力があって外遊びしたい。
パパが赤ちゃんをみられるときはみて、その間2歳はママの膝の上で絵本の読み聞かせ。
ママが赤ちゃんをみている間、パパと2歳は公園遊び。
夫の育休が本当に助かりました。
子どもが保育園に行っている場合でも送迎やお世話、小学生でも習い事の送迎や、家事だって増えるので夫がいるととても助かります。
2人目以降は、ぜひ男性育休を取ってください!!!
男性育休のデメリット
キャリアへのリスク
職場によって、まだまだキャリアへのリスクはあります。昇級しづらくなるなどですね。
同じ職場で先に育休を取った先輩パパや上司にキャリアへの影響を確認してみましょう。
職場への気まずさ
職場への気まずさを感じることはあります。しかし実際は休業していたのを気にしているのは本人だけということも。
休みを取るのはお互い様なので、仕事のフォローに感謝しつつ、復帰前後の仕事への姿勢でみせましょう。
復帰時には菓子折りを忘れずに。
時が経てば人は忘れます。
家族との関係悪化リスク
家族といる時間が長くなると、より良い関係を築く機会になる反面、悪い方向にいってしまうリスクもあります。
妻と長い時間一緒にいる分、お互いの気になるところに触れる機会が増えます。そこで衝突することも。
お互いを尊重して支えあえるような努力が必要ですね。この姿勢は普段でも変わりませんね。
子どもが生まれると育児というタスクが増えて、お互い余裕がなくなります。
ダブル育休(夫婦2人での育休)中は仕事はないため、初めての育児はあっても育休復帰後より余裕はあります。このタイミングで”お互いを尊重して支えあえるような努力”を身につけてられるといいですね。
また、育休中に気をつけるべきなのは、妻子との家族関係だけではありません。
育休中となると、周りから時間に余裕があると捉えられることがあります。
そのため、自分の親や妻の親から頻繁に会いたいと言われることがあります。
孫と祖父母が会う機会も大切ですが、祖父母とは育児の常識も異なり苦労することも。
特に、産後の妻はホルモンの影響もありナーバスなため、無理をしないように注意しましょう。
「せっかく育休をとったから、夫婦2人で育児頑張ります。会うときはこちらから連絡します。」
このように言って、写真を送ったり時々テレビ電話したりするくらいがちょうど良いこともあります。
もちろん、家族や親戚関係は人それぞれですから、夫婦で話し合って決めてくださいね。
家事育児のストレス増加
育休では、家事育児を中心に行います。
仕事の代わりに、家事育児によるストレスは増加するでしょう。
パパママともに適度なリフレッシュ、ポジティブに家事育児できるような工夫が必要です。
また、せっかくの機会なので、家事育児を楽しみましょう。
料理に慣れていない場合でも、絶対に妻だけに任せてはいけません。1日3食毎日用意するのは大変です。
料理初心者はミールキット(カットされた食材などが入ったキット)から始めると簡単です。
ミールキットなら、Oisixが有名でオススメ。

リフレッシュは夫婦ともに必要。数時間くらい1人が預かって、もう1人は外出など好きにする。
または、親と会う機会にしてもいいですね。妻がリフレッシュのときは、夫の親を呼んで夫が一緒に子どもをみる。
夫がリフレッシュのときは、妻の親を呼んで妻が一緒に子どもをみる。
そうすると、親の会いたい欲が満たせて自分たちもリフレッシュできて一石二鳥です。
収入は減る
諸制度はありますが、育休手当も上限額があったりボーナスは減ったりするため、収入は減ります。
それでも、仕事していないのにお金が貰えるのはありがたすぎます。
まとめ
デメリットは工夫することで回避できることがほとんどですね。
2人以上の子どもを希望していても、その子どもの赤ちゃんの時間はそのときだけです。1人目と2人目、3人目の赤ちゃんはそれぞれ違います。
一度しかないその赤ちゃんと、家族との時間をぜひ楽しんでください。
ご覧いただき、ありがとうございました!
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【男性育休の考え方:オススメ期間・タイミング「いつから取る?」】も合わせてご覧ください。
【育休中にすることリスト100】はママを想定して書いていますが、パパにも参考にならと思います。ぜひご覧ください。
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